赤きくいもとは?普通の菊芋との違いを徹底解説【栄養価・効果の比較】
赤きくいもは通常の菊芋よりポリフェノールが豊富で、イヌリン含有量も高い品種です
健康志向の高まりとともに注目を集めている「赤きくいも」。テレビや雑誌で取り上げられることも増えていますが、「普通の菊芋と何が違うの?」「赤い色にはどんな意味があるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、赤きくいもの特徴や普通の菊芋との違い、選ばれている理由について詳しく解説します。
赤きくいもとは
基本情報
赤きくいも(あかきくいも)は、キク科ヒマワリ属の植物で、正式には「エルサレムアーティチョーク」と呼ばれる菊芋の一品種です。通常の菊芋が白っぽい肌色をしているのに対し、赤きくいもは皮の部分が赤紫色をしているのが最大の特徴です。
原産地は北アメリカで、日本には江戸時代に伝来しました。寒冷地でも育ちやすく、特に青森県などの東北地方で栽培が盛んです。
見た目の特徴
- 皮の色: 赤紫色(アントシアニン色素による)
- 形状: ゴツゴツとした生姜のような形
- サイズ: 3〜10cm程度(品種や栽培環境により異なる)
- 中身: 白〜クリーム色
別名・呼び方
地域や販売者によって様々な呼び方があります:
- 紅菊芋(べにきくいも)
- アカギクイモ
- レッドサンチョーク
- 赤エルサレムアーティチョーク
普通の菊芋との3つの違い
赤きくいもと普通の菊芋(白菊芋)には、主に3つの大きな違いがあります。
①見た目の違い(皮の色)
普通の菊芋
- 皮の色:ベージュ〜薄茶色
- 生姜に似た外観
赤きくいも
- 皮の色:赤紫色
- より鮮やかで印象的な外観
この赤紫色は「アントシアニン」というポリフェノールの一種によるものです。ブルーベリーや紫キャベツにも含まれる成分で、強い抗酸化作用を持つことで知られています。
②栄養成分の違い
| 成分 | 普通の菊芋(100g当たり) | 赤きくいも(100g当たり) |
|---|---|---|
| イヌリン | 12〜15g | 15〜20g |
| ポリフェノール | 少量 | 豊富(アントシアニン含む) |
| 食物繊維 | 約2g | 約2〜3g |
| カリウム | 約610mg | 約630mg |
| カロリー | 約35kcal | 約35kcal |
イヌリン含有量が高い
赤きくいもの最大の特徴は、普通の菊芋よりもイヌリンの含有量が多いことです。イヌリンは水溶性食物繊維の一種で、血糖値の上昇を穏やかにする働きや、腸内環境を整える作用が期待できます。
ポリフェノールが豊富
赤い色素であるアントシアニンは、強力な抗酸化物質です。体内の活性酸素を除去し、老化防止や生活習慣病の予防に役立つとされています。
③味・食感の違い
普通の菊芋
- やや甘みがある
- シャキシャキとした食感
- クセが少なく食べやすい
赤きくいも
- より濃厚な甘み
- ホクホク感がある
- わずかに土っぽい風味(好みが分かれる)
加熱すると、赤きくいもの方がより甘みが引き立ち、ねっとりとした食感になります。生で食べる場合は、両者ともシャキシャキとした歯ごたえを楽しめます。
赤きくいもの主な栄養成分
赤きくいもが健康食材として注目される理由は、その豊富な栄養成分にあります。
イヌリン(15〜20g/100g)
水溶性食物繊維の一種で、赤きくいもの最大の特徴です。
主な働き:
- 血糖値の急激な上昇を抑える
- 腸内の善玉菌のエサになる(プレバイオティクス)
- 便通を改善する
- ミネラルの吸収を助ける
イヌリンは体内で消化されずに大腸まで届き、善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きがあります。
アントシアニン(ポリフェノール)
赤い色素成分で、強力な抗酸化作用を持ちます。
期待される効果:
- 活性酸素の除去
- 目の健康維持
- 血管の保護
- アンチエイジング効果
カリウム(約630mg/100g)
ミネラルの一種で、体内の塩分バランスを調整します。
主な働き:
- 血圧の調整
- むくみの改善
- 筋肉の正常な働きをサポート
その他の栄養素
- ビタミンB群: エネルギー代謝をサポート
- ビタミンC: 免疫力向上、美肌効果
- 鉄分: 貧血予防
- 亜鉛: 味覚の正常化、免疫機能の維持
赤きくいもが選ばれる3つの理由
理由1:イヌリン含有量が多い
普通の菊芋よりもイヌリンが多く含まれているため、より効率的に食物繊維を摂取できます。血糖値が気になる方や、腸内環境を整えたい方に特に人気です。
理由2:ポリフェノールの抗酸化作用
赤い色素であるアントシアニンが豊富で、普通の菊芋にはない抗酸化作用が期待できます。美容や健康を意識する方にとって、大きな魅力となっています。
理由3:低カロリーで栄養豊富
100gあたり約35kcalと低カロリーながら、豊富な栄養素を含んでいます。ダイエット中の方や、健康的な食生活を心がけている方にも最適です。
よくある質問
Q1:赤きくいもはどこで買えますか?
A: 以下の場所で購入できます:
- オンラインショップ(パウダーや錠剤が便利)
- 道の駅や農産物直売所(生の赤きくいも)
- 一部のスーパーマーケット(シーズン限定)
- 健康食品専門店
生の赤きくいもは11月〜3月頃が旬ですが、パウダーや錠剤なら一年中入手可能です。
Q2:赤きくいもは生でも食べられますか?
A: はい、生でも食べられます。
生で食べる場合は:
- よく洗って皮ごと薄切りにする
- サラダやスティックとして
- シャキシャキとした食感が楽しめる
ただし、初めて食べる方は少量から始めることをおすすめします。イヌリンが豊富なため、お腹が張る場合があります。
Q3:保存方法は?
A: 保存方法は形状によって異なります:
生の赤きくいも
- 新聞紙に包んで冷暗所で保存(1〜2週間)
- 土付きのまま保存すると長持ち
- 洗ったものは冷蔵庫で早めに使用
パウダー
- 密閉容器に入れて冷暗所で保存
- 湿気を避ける
- 開封後は3〜6ヶ月以内に使用
錠剤
- 高温多湿を避けて保存
- 直射日光を避ける
- パッケージに記載の賞味期限を確認
まとめ
赤きくいもは、普通の菊芋よりもイヌリン含有量が多く、ポリフェノール(アントシアニン)も豊富な健康食材です。
赤きくいもの特徴:
- 赤紫色の皮が特徴(アントシアニン色素)
- イヌリン含有量:15〜20g/100g(普通の菊芋より多い)
- 強力な抗酸化作用が期待できる
血糖値が気になる方、腸内環境を整えたい方、健康的な食生活を目指す方に特におすすめの食材です。
生の赤きくいもは調理に手間がかかりますが、パウダーや錠剤なら手軽に毎日の生活に取り入れることができます。まずは少量から始めて、自分に合った取り入れ方を見つけてみてください。
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